中伊豆にひっそり佇むおこもり宿「谷川の湯あせび野」を5回にわたって紹介しています。
- 1.アクセス
- 2.館内・部屋(←ここ)
- 3.温泉
- 4.食事
- 5.周辺観光
やわらかな灯りが落ち着く吹き抜けのロビー
館内に入るとそのやわらかい灯りにほっとします。間接照明や随所に置かれたランプがあたたかな空間を演出しているのです。
ロビーの椅子に案内してもらい、チェックインを済ませます。
吹き抜けになっているロビーは清々しく居心地がよかったため、滞在中何度も時間を過ごしました。
コロナ対策のため飲み物はロビーの一か所にあり、セルフサービスでした。滞在中いつでも何度でも利用できます。
3階の部屋に向かう
今回3階の部屋でしたので、エレベーターで3階へ。館内のあちこちに生け花やランプ、ソファとテーブルが配置してあり心からくつろげる温かい空間でした。その日は満室とのことでしたが、ほとんど人と会わずにどのスペースもほぼ独り占め状態でした。
2階にチェックインカウンターもあります。加湿器を借りたり、貸し切り温泉の鍵やタオルを借りるときににお世話になりました。
3階「木の蔵」311号室
あせび野は3階建て全18室の旅館ですが、部屋は大きく分けて4つのタイプがあり、それぞれのゾーンに分かれています。全客室、源泉かけ流し露天風呂つきです。
- 1階 「谷の蔵」 ダイニングと同じ階。和室以外に洋室1室。車いすも可。洋室はコネクティングルーム(2名+4名)にできる。広めの露天風呂。
- 2階 「山の蔵」 フロント、ロビーと同じ階。和室。無双窓つき露天風呂。テラスに掘りごたつがある。
- 2階 「花の蔵」 フロント、ロビーと同じ階。和洋室。川沿いの貸し切り露天風呂一番近く行きやすい。広めの露天風呂。
- 3階 「木の蔵」 和洋室。眺めがよい。無双窓つき露天風呂。
今回私たちは3階の「山の蔵」に案内していただきました。ここからは部屋の中の様子です。
部屋に入るとまず畳敷きの小部屋があり、そこには洗面とトイレがあります。ふすまを開けると畳敷きのリビングがあり、障子の間仕切りの向こうの低い部分にフローリングのベッドルームがありました。クローゼットには作務衣と浴衣が準備されていました。
冷蔵庫に飲み物やポテトチップスが入っていますが、有料の自己申告制です。廊下に自販機もあったのでそこで買ってもいいですね。お茶コーナーは一般的なものでちょっとしたお菓子とお茶セットがありました。
低くなったフローリングのベッドルームには、TVモニターとブルーレイ再生機があります。CDやDVDの貸し出しもあるとのことでした。
私たちはデジタルデトックスも兼ねてのんびりしに来たので、TV類は全然使いませんでした。
夜中の乾燥が心配でしたが、チェックインカウンターに聞くと加湿器を貸し出してくれました。
洗面所は写真の通りです。タオルハンガーが暖かくて感激しました。(真冬だったので)
そしてこちらが無双窓つきの源泉かけ流し露天風呂。無双窓というのは写真のように板と同じ幅の隙間があり、その隙間を板で閉じると内風呂のようになる窓です。何となく囲まれている感じがして残念ながら解放感はありませんでした。外に人目もないのでなぜ無双窓なのかちょっと疑問・・・次回は窓なしの広めの露天風呂がある「谷の蔵」か「花の蔵」を希望してみたいと思います。
でも源泉かけ流しのお湯は湯量もたっぷりでサラリとした質感で、とても気持ちよく何度も湯あみを楽しみました。
温泉にの詳細は③温泉編をご覧ください。
訪れた時期は12月末で、その日の朝初めて気温が1度だったそうです。寒い日だったので湯上りテラスはあまり使いませんでしたが、気候のいいときにまた来てここでまったりと風に吹かれてみたいですね。館内と部屋は禁煙ですが、テラスは喫煙可です。
「木の蔵」は3階の部屋なのでテラスからの景色が楽しめます。紅葉には少し遅かったのですが、冬の木立とその向こうに猫越川の清流が望めました。しっとりしたよい風景でした。
それでは③の温泉編に続きます。